『美人の日本語』が生まれるまで…(その1/7)


第1歩
◆寒蝉(つくつくぼうし)が連れてきた?


 それは忘れもしない、8月26日。
 『夢の言の葉』第72葉で、『寒蝉(つくつくぼうし)』を取り上げた日のこと
 です。
 
 連動して書いているブログ(楽天日記)に、『寒蝉』の鳴き声が、私には、
 〜ツキ、ツキ、来〜い・・・〜
 と聞こえると書きました。
 http://plaza.rakuten.co.jp/yumenokotonoha/diary/200408260000/
 
 書いてみるものですね。
 
 翌日、本当に、思いがけないメールが、舞い込んで来ました。


第2歩
◆はじめまして
 
 知らない女性の名前だったので、読者の方からのお便りかなと思って、開いた
 メール。
 
 確かに、読者の方でした。
 
 〜「夢の言の葉」の一読者ですが、毎日、とてもすてきな日本の言葉に元気を
 もらっています。〜
 
 でも、少し違っていたのは、その方が、幻冬舎の編集担当者だったことと、
 一度会って、出版の件について、相談したいと書いてあったことでした。


第3歩
◆Re:はじめまして

 
 すぐに返事を出しました。
 
 「・・・私は、神戸に住んでおりますが、お時間や場所など、いかがさせてい
 ただきましょう。・・・」
 
 編集者の方も、神戸とは思っていなかったようです。
 会うのは別の機会に、ということで、お電話をいただきました。
 
 確認したいことが、3点ほどあるということです。
 
 ひとつは、メルマガのネタは、どのようにして集めているのか。
 ふたつめは、ストックはどれぐらいあるのか。
 みっつめは、私のバックグラウンド。


第4歩
◆ネタ


 『夢の言の葉』の元になっているのは、作詞の勉強をしていた頃に、書き溜め
 たノートです。
 使ってみたい言葉、なんとなく引っかかる言葉、面白いなと思う言葉などを、
 とりとめもなく書き留めていました。
 
 それらの言葉を、昔の記憶を頼りにふくらませ、本やインターネットで確認を
 とって、毎回発行しています。
 
 編集者が確認したかったことのひとつめは、何かの本をもとに、そのまま発行
 しているのではないこと。
 つまり、私のオリジナルであることだったのですね。
 
 そして、ふたつめのストック数について・・・。


第5歩
◆ストック


 『夢の言の葉』は、毎日、配信前に書いています。
 ですから、ストックは“0”でした。
 
 ですが、取り上げたい言葉は、たくさんあります。
 メルマガを始める時、少なくとも、2年は続けようと思っていました。
 
 その旨を伝えると、
 
 「2年分あると聞いて、安心しました」
 
 という言葉が返ってきました。
 
 編集者の方では、この時から、一日一語で、一年分のかたちを考えておられた
 ようです。


第6歩
◆バックグラウンド


 みっつめの、私のバックグラウンド・・・
 
 これは、、国文科を出ていると言っただけで、
 「わかりました」
 という感じでしたが・・・
 
 国語の教員免許をとったけれども、教育実習で、
 「私に学校は勤まらない」
 と思って、音楽の道を選んだこと、
 子供の頃から、作詞作曲を続けていて、文章を書くのも、曲を作るのも、私に
 とっては、同じ感覚だということなどを、お話しました。
 
 その後、
 「なんとか出版に結びつけるよう頑張ります」
 とのメールをいただいて、ぷっつり、連絡は途絶えました。


 -*-*-*-(つづく)-*-*-*-

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